2020年6月13日(土)に放送されたテレビ東京系列の地域密着型都市型エンターテインメント「出没!アド街ック天国」では、『昭和の新宿』が特集されました。
令和から懐かしの昭和をさかのぼり、流行や文化の発信地として熱く燃えていた『新宿』。
番組内で『昭和の新宿』へと時代旅行し、紹介された飲食店やスポットなどランキングをまとめてみましたのでご紹介します。
20位 伝説のライブハウス「RUIDOの思い出」
昭和47年〜昭和62年まで営業していた伝説のライブハウス「新宿RUIDO」。
シャネルズ、RCサクセション、CAROL、荒井由美、井上陽水、佐野元春、チェッカーズ、尾崎豊、甲斐バンド、浜田省吾など錚々たるミュージシャンが出演し、アーティストの登竜門と呼ばれたライブハウスです。
尾崎豊が17歳で初ライブしたのも「新宿RUIDO」。今現在では、都内に系列店を8店舗運営しています。
19位 香りと旨さの衝撃「桂花ラーメン」
札幌ラーメン全盛の時代に『南国のエネルギー』のキャッチで登場した「桂花ラーメン」。
当初は、濃厚なにおいが東京では不評だったそう。
東京で革命を起こした本場熊本ラーメンは、熊本から取り寄せた中太ストレート麺とマー油、とんこつパイタンスープが特徴的。
お取り寄せすることも可能になっています(桂花ラーメン 4食セット 1,320円 ※送料別)。
18位 ロールキャベツで世界を魅了「アカシア」
元々はラーメン店だったが洋食店へ転身した洋食レストラン「アカシア」。
“当店独特料理ロールキャベツシチュー”は、東京オリンピックに向けて考案されたメニューとのこと。
ガラスープで煮込んだロールキャベツをホワイトシチューに合わせる一品で、お箸で切れるほど柔らかくご飯に合って美味しかったです。
ロールキャベツだけでなく、カレーもスパイシーで本格的なのでオススメです。
17位 ジャズ喫茶ブームの一翼「DUG」
昭和36年にオープンしたジャズ喫茶『DIG』が昭和58年に閉店。その歴史を受けついだのがジャズバー&カフェ「DUG」。
当時のジャズ喫茶店内では、私語厳禁で音に集中していたそうで、注文するときもメニューは指差しし、キッチンへのオーダーもブロックサインでやりとりされていたんだとか。
去年伺った横浜・野毛にある「ジャズ喫茶ちぐさ」でも同じような雰囲気を味わえることができてオススメです。
16位 銀幕の巨匠も愛した「ぼるが」
西新宿にある老舗のもつ焼き屋「ぼるが」。「ぼるが」とは、“ロシアの母なる川”を意味しています。
ロシア文学に精通していた店主が命名し、昭和33年に創業。
畑のキャビアとも言われる秋田の名産とんぶり(500円)を味わうことができます。
15位 昭和歌謡が大人気「ディスクユニオン」
音楽CD・レコードを販売する首都圏を中心としたレコードチェーン「disk union(ディスクユニオン)」は、新宿界隈にジャンル別19フロアを展開しています。
2019年にはカフェ「du cafe 新宿」をオープンし、週ごとにDJイベントやLIVEも行われています。
14位 美味しいレジェンド「どん底」
昭和26年、バラック風の小屋にオープンした新宿三丁目の居酒屋「どん底」。
三島由紀夫や黒澤明など多くの著名人に愛されてきた居酒屋で、「ドンカク」と呼ばれる“どん底カクテル”が有名です。
「ドンカク」は、焼酎をレモン汁や炭酸で割ったサワーの先駆け的な一杯。
13位 みんなで唄う「歌声喫茶」
昭和30年代に大流行し全国に広まった「歌声喫茶」。歌いたい曲を紙でリクエストし、みんなで合唱します。
新宿ではそんな「歌声喫茶」の文化が今も残っています。
新宿西口「歌声喫茶トミ」
新宿東口「歌声喫茶ともしび」
12位 「Bar」
新宿東口 「BARどれすでん」
昭和26年に創業した歴史が薫るBAR「どれすでん」。店名はドイツのドレスデンから取ったもので、大人の隠れ家的なバーです。
新宿東口「サントリーラウンジ イーグル」
昭和41年に創業した老舗バー「サントリーラウンジ イーグル」。 野菜スティック発祥の地で、秘伝のゴマ味噌でいただきます。
11位 大物芸人も愛する鰻「小ばやし」
明治38年創業のうなぎのお店「小ばやし」。
ビートたけしさんが常連のお店で、弟子の玉袋筋太郎さんが芸名をもらった場所だったと番組で紹介されていました。
10位 ブーム再燃 「純喫茶」
「珈琲 ピース」
昭和37年創業の純喫茶「珈琲 ピース」。
「珈琲 ピース」のミックスサンドイッチは、耳付きで昔ながらのサンドイッチになっています。
男性のお客さんが多いためかボリューム満点で食べ応え充分でした。
「珈琲タイムス」
昭和40年代後半から創業している純喫茶「珈琲タイムス」。
特注の新聞棚に並んでいる15種の新聞が店名の由来なんだそう。
店先では数種類ものコーヒー豆が購入可能で、コーヒーの良い香りが漂ってきます。
9位 憧れの高層ホテル「京王プラザホテル」
淀橋浄水場の跡地に日本初の超高層ホテル(地下3階〜地上47階)として開業した「京王プラザホテル」。
昭和46年当時は、最上階(47階)にある展望台(昭和46年〜昭和59年)が人気で、今現在は宴会場となっています。
8位 「焼肉の名店」
新宿西口「明月館」
昭和21年に東京で最初にオープンした本格焼肉店と言われている「明月館」。焼肉店の先駆けとして新宿で70
新宿東口「長春館」
昭和29年に新宿三丁目にオープンした「長春館」。芸能人も通う人気焼肉店で名物メニューは冷麺です。
7位 芸能の伝説が生まれる場所「花園神社」
歌舞伎町やゴールデン街に近い新宿5丁目にある「花園神社」。
敷地内では劇団による催し物などが開かれていて、昭和42年の境内では劇団状況劇場の赤テント講演などが行われていました。
6位 「有名人が集う店」
新宿東口「呑者家」
昭和54年創業の新宿三丁目にある居酒屋「呑者家」。系列店が5店舗あり、ビートたけしさんが常連だったとのこと。
新宿東口「酒場池林房」
昭和53年創業の末広通りお店を構える「酒場池林房」。ワインに合う洒落たつまみを出した先駆けと言われており、原田芳雄さんや松田優作さんなど著名人も愛用されていた老舗居酒屋。
5位 「ゴールデン街&思い出横丁」
戦後の闇市から始まった飲み屋街である新宿東口「ゴールデン街」と新宿西口「思い出横丁」。
新宿東口「ゴールデン街」
「ゴールデン街」は、近年インバウンドにも人気で、昭和48年創業の「呑家しの」が番組内で紹介されていました。
新宿西口「思い出横丁」
新宿西口にある「思い出横丁」には、80店舗もの飲食店が軒を連ねます。
番組内では昭和23年創業のうなぎの串焼きのお店「カブト」や、昭和23年創業の居酒屋「きくや」が紹介されていました。
4位 名建築と名物創業者「紀伊國屋書店」
昭和2年に創業した「紀伊國屋書店」。
紀伊國屋ビルは、ルコルビジェの弟子である前川國男氏の設計で、東京都歴史的建造物にも指定されています。
ビル4階にある「紀伊國屋ホール」は、新劇の甲子園と呼ばれ新宿の文化発信地です。
3位 カリーの名店は文化の拠点「新宿中村屋」
「新宿中村屋」は、明治34年に本郷でパン屋として創業し、明治末期に新宿へ移転。
昭和2年に日本における元祖インドカリーの提供を開始し、小麦粉を加えず独自のスパイスと自家製ヨーグルトで仕上げるインドカリーは中村屋の名物料理となっています。
2位 「新宿高野本店」
「新宿高野本店」は、明治18年創業の果物専門店。
5階にある「タカノフルーツパーラー」では昭和45年当時、フルーツパフェの値段は200円。
今現在のフルーツパフェは、12種類のフルーツとシャーベットが贅沢に盛り付けられ、1,430円で提供されています。
1位 時代を移す出来事が舞台「新宿駅」
『昭和の新宿』特集で栄えある1位だったのは「新宿駅」でした。
新宿駅西口の駅前ロータリーは、昭和41年にルコルビジェの弟子である坂倉準三氏が設計し、近未来を思わせる空間演出が話題に。
昭和44年には、新宿駅西口地下広場では新宿フォークゲリラ集会が行われ、5ヶ月の間、7000人もの若者が反戦歌を歌ったんだそうです。