映画「ザ・プレイス 運命の交差点」
皆さんこんにちは、GOK(@dailyshinjuku)です。
今回は、TOHO系で観る映画「グリーンブック」と迷った挙句、お気に入りの新宿武蔵野館で映画「ザ・プレイス」を見たので感想など書いてみたいと思います。
この映画は、イタリア・ローマの交差点にあるカフェ「ザ・プレイス」が舞台となっています。
この「ザ・プレイス」に朝も昼も夜も一日中定位置にいる謎の男(名前も明かされません)が主人公です。
この謎の男に会いに9人の老若男女が相談を持ちかけてきます。
9人はそれぞれ悩みを持ち、欲望を叶えたいと謎の男に告げると、叶えるのと引き換えに無理難題の要求を提案するというストーリー。
ドラマのリメイク
アメリカで放送されたドラマ「The Booth 〜欲望を喰う男」をリメイクしたのが「ザ・プレイス」なんだそうです。
元のオリジナルドラマもどんな結末なのか観たくなります。
原題 | 製作年 | 上映時間 | 製作国 | 監督 | 配給 |
The Place | 2017年 | 101min | イタリア | パオロ・ジェノベーゼ | ミモザフィルムズ |
円の中心=【ザ・プレイス】(少しネタバレあり)
この映画は、場面がずっと同じ場所「ザ・プレイス」で展開されていきます。
場面が同じなのに全く飽きずに最後まで観ることができました。
むしろ、登場人物たちの今後がもっと観たくなったほどです。
謎の男は一つの場所「ザ・プレイス」にずっと【止まって】います。それはまるで円の中心のように。
相談者の9人は止まらずに動き、自分が願う方向へ向かうために円の中心「ザ・プレイス」に向かっては、方向転換をして通過していきます。
決して全ての話の伏線が回収されるわけではないのですが、この9人の点が時間の経過で円の中心「ザ・プレイス」へと集約されていくような話の流れはとても面白く次はどうなるんだろうとワクワクして観れました。
謎の男の願望
謎の男が提案する無理難題な要求は、全くの赤の他人の人生を巻き込むものだったりします。
それに躊躇する相談者たちですが、徐々にそれを実行しようとします。
なぜなら自分の願望・欲望を叶えたいから。人間の悪しき部分と理性との間で揺れる相談者たち。
次第に、バラバラに散らばっていた点が円の中心へと集約するように相談者と相談者が近づいていきます。
そして大団円に連れて、謎の男に焦点が当たっていくのも見事だなと引き込まれました。
人間性や願望、それをしっかりと聴く相手(ウエイトレス)の存在。
観終わった後は、すごく考えてしまう映画ですが、とても良質な映画でした。
新宿武蔵野館で4月下旬まで上映しています。
ぜひオススメな映画です。
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