皆さんこんにちは、GOKです。
今回は、JR新宿駅の東南口・東口から徒歩2分の場所にある新宿シネマカリテで映画「サウナのあるところ」を観てきましたのであらすじやレビューをご紹介したいと思います。
フィンランド映画「サウナのあるところ」
映画「サウナのあるところ」は、サウナを日常的に使用している北欧・フィンランドが製作したサウナドキュメンタリー映画。フィンランドの人口が550万人に対し、サウナの数はなんと300万個と驚きの数字。
日本でもサウナのドラマ「サ道」など“サウナー”が注目されつつある中、満を持して日本での公開となりました。
新宿カリテの公開初日には、監督や出演者の舞台挨拶もありましたので、合わせてご紹介したいと思います。
映画「サウナのあるところ」舞台挨拶
公開初日は21時からの公開ということもあり、映画を観終わったあとでなく、観る前に公開挨拶が行われました。
監督の2人(ヨーナス・バリヘル、ミカ・ホタカイネン)に加えて、本作に出演する2人(ミッコ・リッサネンとカリ・テンフネン)の計4名がはるばるフィンランドから来日。
登場した姿に一瞬笑いが起こったミッコ・リッサネンは、映画の中ではずっと裸だからということで、バスローブを着用していました。
軍服を着たカリ・テンフネンは、元軍人で話し方が軍人そのものでしたが、映画の中では全然違う柔らかい話し方だったので、そのギャップにびっくりです。
来日した4人には、日本のサウナ(新宿のテルマー湯)に行った感想や、“あなたにとってのサウナとは?”などの質問に回答。
1930年代の水も電気もない時には、サウナで出産し、死者を清めるのもサウナであり、産まれてから死ぬまでずっとサウナがそばにあるという話が印象深く残っています。
「サウナのあるところ」で語り合う男たち
映画は、サウナの中で男たちが語り合うシーンが続きます。
奥さんとの離婚後、娘に会えない悲しみ・止められなかった列車の事故・継父からの虐待に耐え続けた過去・犯罪歴があって金はないが子供がいると語る3児の父。皆それぞれの胸の苦しみをサウナの中で、涙を流して語ります。
それぞれのエピソードが重く暗いものばかりですが、受け止めてくれる話し相手が隣にいる。汗や涙と一緒に洗い流し、身も心もリフレッシュした男たちのスッキリした顔が、心をほっこりとさせました。
フィンランド「サウナ」の種類
映画では、多種多様なサウナが登場しますので、写真とともにご紹介します。
山にあるキャンピングカーをサウナとして使用しているキャンピングカー型サウナ。シャワーや木こりのテーブルなども完備されており、森の中で一段と解放されるようで気持ち良さそうでした。
畑の真ん中にあるトラクター型サウナ。なぜこんな畑の中で?と疑問が浮かびますが、農業の人たちにとってはなくてはならないサウナなんでしょうね。
もはや狭すぎるのではないかとツッコミたくなるような廃車利用型サウナ。
ポスターのビジュアルとして登場している電話ボックス型サウナ。完全に一人用のサウナで、スケルトンなのが気になります(笑)
「サウナのあるところ」の感想
個人的に名監督アキ・カウリスマキの映画の世界観が好きなので、同じフィンランド映画ということで期待した今作。
フィンランド人男性はステレオタイプ型で日本人男性と似ているところがあり、人前では簡単に弱音を吐かずに泣かないんだそうです。
唯一、弱音を吐ける場所がサウナということで、そういう場所があるというのはある意味羨ましいなと思いました。
気になるかたはぜひチェックしてみてください。
それではまた。
タイトル | サウナのあるところに(公式サイト) |
原題 | Steam of Life |
制作年 | 2010 |
上映時間 | 81min |
制作国 | フィンランド |
監督 | ヨーナス・バリヘル、ミカ・ホタカイネン |
配給 | アップリンク+ kinologue |