ちあきなおみや大島渚、中上健次、宅八郎など多数の芸術家・著名人を魅了した孤高のアーティスト・友川カズキのドキュメンタリー映画「どこへ出しても恥かしい人」が、新宿K’s cinemaにて2/28まで公開中。
2/28の21:00の回、上映後には友川カズキ氏が登壇し、[友川カズキの今度こそ当たったらすごいんです! 〜奈良記念準決勝大穴予想会〜]が開催されます。
著名人を魅了した稀代の表現者・友川カズキ
友川カズキ氏は、秋田県能代市出身の今年で70歳になるミュージシャン、画家、詩人のアーティスト。
なにかを忘れ、傷ついたものたち すべてにとって止血剤(都築響一)
今なお、学芸大学のライブハウス「APIA 40」などで精力的に活動されています。
友川カズキと言えば有名な曲が「生きてるって言ってみろ」です。秋田弁丸出しで歌詞が強烈なまさに魂の歌。
ぜひ一度聞いてみてください。
ドキュメンタリー映画「どこへ出しても恥かしい人」
映画 「どこへ出しても恥かしい人」は、友川カズキ氏の2010年夏の記録を収めたドキュメンタリー映画。
川崎の小さなアパートに住む友川氏は、1日の大半を競輪場もしくは家のブラウン管のテレビでレース予想をしています。
映画には友川氏の実際の息子も3人登場。一緒に飲んだり競輪をしたり、バスケットをしたりと時より親の顔を覗かせます。
競輪で大穴ばかりを狙い、負け続ける競輪狂いの友川氏は、新聞の連載で競輪のコーナーを担当しており、原稿料を競輪へと注ぎ込んでいます。
ギャンブルのシーンだけでなく、ライブハウスでのライブや車内で歌うライブ映像も収められていました。
その中でも秋田県の民謡「ドンパン節」をセッションしている映像は、同じ同郷ながらとても心温まるシーンです。
友川氏が終盤にポツリと吐露する「気が小さいから、どこまでおかしくなれるか試してる」という言葉がとても印象的でした。
薬などのドラッグに簡単に逃げることなく、この現実をどこまでおかしく生きれるのか、友川氏の生き様をぜひ劇場で感じてください。
タイトル | どこへ出しても恥かしい人(公式サイト) |
原題 | どこへ出しても恥かしい人 |
制作年 | 2019 |
上映時間 | 64min |
制作国 | 日本 |
監督 | 佐々木育野 |
配給 | シネフィルム株式会社 |