皆さんこんにちは、GOK(@dailyshinjuku)です。
今回は、新宿TOHOシネマズで映画「グリーンブック」を見てきましたので、あらすじやレビューをご紹介したいと思います。
新宿TOHOシネマズはJR新宿駅東口から徒歩5分の場所にあり、ゴジラが目印のビルです。
グリーンブックを頼りに旅に出る2人
「グリーンブック」はアメリカの黒人に対しての人種差別がテーマになっている映画で、実話を元に作られています。
天才黒人ジャズピアニストのドクター・シャリーとイタリア系用心棒のトニー・バレロンガの2人が黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅中で友情を深め合っていくロードムービー。
ジャズピアニストのドクター・シャリーはコンサートツアーの運転手(兼 用心棒)として求職中だったトニー・バレロンガを雇い、あえて黒人差別が色濃く残る南部へとツアーに向かいます。
問題を薄めるコメディ要素
ツアー中では、服屋で服の試着がNG、清潔なトイレは使用禁止、演奏会場でまともな控室が与えられなったりなど、ひどい黒人差別を受けるドクター・シャリー。
それを横で見ていたトニー・バレロンガは時に守り、助けては黒人への考え方が徐々に変わっていきます。
そんな差別的でシリアスなシーンが多い中でも、コメディ要素が要所要所に散りばめられているので、全体的にあまり重くなく軽く観られる映画になっています。
ただし、この作品は事実背景が異なるなど賛否両論があるとのこと。
それもそのはずで、あくまでも白人側が作った映画なので”白人側の視点”でこの黒人差別のことが描かれているのです。
黒人側からしてみれば、自分たちのしたこと(人種差別)を棚に上げてみえるのではないでしょうか。
2016年上映の「ムーンライト」はまさに”黒人側の視点”の映画で、個人的に大好きな映画です。
LBGTなどの差別を題材とした映画
フライドチキンを食べるシーンや、ホテルのロビーでカーティサークを2人で飲むシーンなど、心に残る良いシーンもたくさんありました。
旅の終盤、トニー・バレロンガはそこまでしてなぜ差別が激しい南部でツアーをするのか疑問を抱くようになります。
ツアーが終わり、なんとかクリスマスのパーティーに間に合ったトニー・バレロンガは、ホームパーティーにドクター・シャリーを誘います。
ドクター・シャリーは1度は自宅に帰り、1人になったところで『人の心は変えられると信じ』黒人差別をする人々がいるトニー・バレロンガのパーティーへ向かいます。
最初は曇った表情で困惑するトニー・バレロンガファミリーですが、快くドクター・シャリーを受け入れて、席を用意するというシーンで幕は閉じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、新宿TOHOシネマズで観た映画「グリーンブック」をご紹介しました。
昨今は、LBGTや人種問題などを題材にして取り上げる映画が多く、そこに友情や家族愛などをトッピングしてあたかもカラフルなチョコを振りかけたソフトクリームのように美談に仕上げているように感じます。
いろんな人がこの映画を観て、今なお残る人種差別(LBGT)などの問題を考えるきっかけになればな良いなと思いました。
それではまた。
原題 | 製作年 | 上映時間 | 製作国 | 監督 | 配給 |
Green Book(グリーンブック) | 2018年 | 130min | アメリカ | ピーター・ファレリー | ギャガ |