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【追いケチャップ?】映画館「テアトル新宿」で「愛がなんだ」を鑑賞、小説との違いとは

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新進気鋭の女優 岸井ゆきのさん主演映画「愛がなんだ」

皆さんこんにちは、GOK(@dailyshinjuku)です。

今回は、地下鉄丸ノ内線 新宿三丁目駅から徒歩3分のところにある映画館「テアトル新宿」で久しぶりの邦画「愛がなんだ」を見てきました。

とても良い映画で、見終わった後に余韻に浸りながら原作も読んでみたので、感想などつらつら書いてみたいと思います。

ナカハラが撮影した写真が壁に並びます

映画「愛がなんだ」は、アラサー女子の会社員で好きな人以外のことはどうでもいいと考える山田テルコとその片思いの相手である雑誌編集者・田中守のちょっと変わった関係の物語。

山田テルコを演じるのが朝ドラ「まんぷく」で幅広い演技が好評の岸井ゆきのさん、雑誌編集者・田中守を成田凌さんが演じます。

とてつもなくリアリティーな「愛がなんだ」片思いストーリー

2人の出会いは結婚式の2次会。お互いどこにも居場所がなく、1人はぐれていた時に2人は出会います。

意気投合して遊ぶようになる2人ですが、次第に関係性が変化していきます。

程よい距離感でいられて、ご飯を一緒に食べる相手としか考えていない田中守と、呼ばれたら仕事中でもシャワーを浴びていても田中守のもとへ飛んでいく山田テルコ。

誰しもが必ず経験してきた片思いの恋のストーリーを残酷なほどリアルに描いているなと感じました。

(映画 「愛がなんだ」予告より引用)

「好き」とか「付き合おう」とか明確な言葉はなく、なんとなく一緒にいて、なんとなく同棲する2人でしたが、

些細なことで山田テルコは家を追い出されてしまいます。

田中守のこと以外はどうでもいいと考える山田テルコは職を失っても、いつ呼ばれても大丈夫なように働こうとしません。

数ヶ月後、久しぶりに呼ばれて舞い上がる山田テルコでしたが、田中守の隣には知らない女性、塚越すみれの姿が。

塚越すみれに悪口を言う見事なラップシーン(映画 「愛がなんだ」予告より引用)

田中守は塚越すみれのことが好きなんだと悟った山田テルコですが、その塚越すみれを見習えと言われてしまう山田テルコ。

それでも、山田テルコは塚越すみれをダシにして田中守と会おうとします。

朝まで飲む山田テルコと田中守(映画 「愛がなんだ」予告より引用)

 

「愛がなんだ」原作である小説との違い

映画「愛がなんだ」は角田光代の同名小説が元になっています。

その違いを簡単に書き出したいと思います。

◯山田テルコと田中守の出会いは結婚式の二次会ではなく、坂本葉子の友達が主催した飲み会(小説)
◯映画では一切出てこない山田テルコの元彼(矢田耕介)や友達(山中吉乃)の話が出てくる(小説)
◯別荘への旅行は、ナカハラなしの3人での旅行(軽井沢ではなく伊豆)(小説)
◯山田テルコと坂本葉子のケンカシーンがない(小説)
◯ナカハラの個展で坂本葉子と再会するシーンがない(小説)
◯田中守が「もう会うの辞めよう」と言ったシーンが山田テルコの部屋ではなく居酒屋(小説)

小説はとても読みやすく、山田テルコが田中守の会社近くをウロウロしたり、自宅、携帯、仕事場まで電話をかけたりとストーカー気質がより描かれています。

映画での最後のシーン、山田テルコがイケメン金持ちの神林くんと腕をとって2人で歩いていくシーンは、小説も同じような結末でした。

【追いケチャップとは?】映画「愛がなんだ」鑑賞、小説との違い

個人的に1番好きだったシーンは、追いケチャップのシーンも良かったですが、山田テルコがナカハラとコンビニ前で飲んでいるシーンです。

坂本葉子に片思いするナカハラの「幸せになりたいっすね」っていうセリフが一番心にジーンときました。

見終わった後は、自然と自分は誰タイプなのか考えてしまい、過去の恋愛を思い返してしまう映画でした。

(ちなみに私はマモちゃんタイプでした。。。)

それほどリアリティーで、誰しもが共感できる部分がある映画「愛がなんだ」、とてもオススメします。

原題 製作年 上映時間 製作国 監督 配給
愛がなんだ 2019年 123min 日本 今泉力哉 エレファントハウス

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