「小田急電鉄株式会社」と「東京メトロ」は、『新宿駅西口地区開発計画』にて新たに「東急不動産」が参画すると発表。新しいイメージパースなど詳細をご紹介します。
2階 東西デッキ グランドシャフトや13、14階ビジネス創発機能のイメージパースを公開
東京都と新宿区が新宿駅周辺の一体的な再開発を行う『新宿グランドターミナル構想』。
その一環として「小田急百貨店 新宿店」が東京都庁(243m)を上回る新宿区内最高の260m(地上48階地下5階)の高層複合ビルに生まれ変わります。着工は2022年10月、竣工は2029年度の予定。
今回の東急不動産と締結した基本合意では、小田急電鉄が敷地の一部を東急不動産へ譲渡し、当該建物の共有持ち分を取得する方式(いわゆる等価交換方式)を前提に、共同で計画を推進することについて検討を進めていくことを合意。
「小田急百貨店 新宿店」の場所を高層棟として、駅の出入口も新設される予定です。
総事業費のうち、小田急電鉄と東急不動産の投資予定額は2000億円程度。
『新宿駅西口地区開発計画』概要
■事業主体・・・小田急電鉄株式会社、東京地下鉄株式会社、東急不動産株式会社
■計画地・・・東京都新宿区新宿三丁目、西新宿一丁目各地内
■敷地面積・・・約15,720㎡
■延床面積・・・約281,700㎡
■容積対象面積・・・約251,500㎡
■主要用途・・・商業、業務、駅施設など
【高層部】・・・ハイグレードなオフィス機能
【中低層部】・・・新たな顧客体験を提供する商業機能
【低層部】・・・ビジネス創発の情報や小田急沿線、東京メトロ沿線等の情報を発信する機能
■階数・・・地上48階-地下5階
■高さ・・・約260m(新宿区内最高)
■着工・・・2022年10月
■竣工・・・2029年度予定
『新宿駅西口地区の開発計画』の整備方針
①『新宿グランドターミナル』の実現に向けた基盤整備
・駅とまちの連携を強化する重層的な歩行者ネットワークを整備
・にぎわいと交流を生み出す滞留空間を整備
・人中心の駅前広場整備へ協力
②国際競争力強化に資する都市機能の導入
・交流・連携・挑戦を生み出すビジネス創発機能を整備
③防災機能の強化と環境負荷低減
・帰宅困難者支援や面的な多重エネルギーネットワークの構築による防災機能を強化
・最新技術の導入等による環境負荷低減への取り組み
『新宿グランドターミナル構想』に関して、さらに新しいニュースが入り次第、続報をお届けしてまいります。
【新宿再開発に関連した記事】