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【Thank you PEP】18-19終了、ペップに敬意を表して

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皆さんこんにちは、GOK(@dailyshinjuku)です。

B1へと残留を決めた秋田ノーザンハピネッツは、2019年4月27日、ジョゼップ・クラロス・カナルスHC(愛称ペップHC)の契約満了を発表しました。

2017-2018シーズンでのB2から1年でB1へと昇格させたペップHCへの感謝と思いを個人的に記したいと思います。

目次

ペップ、最後のコメント

秋田ノーザンハピネッツの公式に掲載されたペップHCの言葉は、それはそれはとても清々しいものに思えました。

何一つ後悔はなく、秋田を離れることだけが心残りであり、選手やチームスタッフ、水野社長、そしてブースターへの感謝の意が込められていました。

秋田のファン・ブースターのみなさまへ

みなさんに明日が私にとって秋田で過ごす最後の日になることをお知らせします。
とうとう今シーズンも終わりました。私は家族の元に戻りますが、秋田ノーザンハピネッツが来季もB1で戦えることへの満足感と誇りを持って帰国することができます。
秋田で過ごした2シーズンは素晴らしいものでした。日本の文化から多くのことを学びました。秋田のみなさんからこれまでの経験の中で一番の温かい愛情を感じることができました。そしてコーチとして最高と思えるクラブで仕事ができました。秋田ノーザンハピネッツの一員となり秋田で生活することができた私は幸せ者です。選手の献身的で一所懸命な努力、忠実で仕事熱心なチームスタッフ、そして最初から最後まで最大限に私をサポートしてくださった水野社長に心から感謝いたします。彼らから多くのことを学びました。勝利した時には共に喜び、敗れた時には共に苦しみました。それでも常にともに戦い、それぞれが責任感を持ち、全力を出しきりました。メディアの方々もいつも私を尊重していただいたことに感謝いたします。
そして最も感謝したいのは、私のキャリアの中で最も熱く、温かく支えてくださったファン・ブースターのみなさんです。常に熱心に、そして敬意を持ってサポートしてくださいました。試合の日だけでなく、街の中でも愛されていることを感じることができました。
逢いたかった家族の元に戻ることは嬉しいですが、もはや私にとって重要な場所となっているここ秋田を離れる寂しさもあります。秋田で経験したすべての瞬間とその思い出は常に胸の中にありますので、私は永遠に秋田ノーザンハピネッツとみなさんのそばにいると思ってください。ありがとうございます。(出典:秋田ノーザンハピネッツ公式HP

 

最終節 VS栃木BREX

秋田と栃木、両チームにも消化試合であったこの試合、今振り返ると意味のあるとても大切な試合でした。

試合は序盤から栃木と互角に戦う秋田がアグレッシブに気迫のこもったプレーを展開。

秋田が3点リードで前半を折り返すなど、ペップバスケの完成形が垣間見え、そして選手達が最後にペップ監督に花を持たせたいと思っているかのような、そんな気持ちの入ったプレーが見えました。

後半に逆転を許すも、最終クォーターまでわからない展開が続きます。

そして、第4クォーター中盤、時間を残してペップ監督に退場処分が下されます。

前田ACが代わりに指揮を取りますが、一歩届かず73-78と5点差の敗退。ペップ監督不在のまま今シーズンを終えました。

ペップ監督退任の真意

栃木ブレックスの安斎HCは試合後にこうコメントしました。

「秋田さんの方がディフェンスの強度が激しく、どっちがチャンピオンシップに出るのかわからないような試合だった。チャンピオンシップのような試合を最後に出来て、激しさを思い起こさせてくれたというのが大きくてありがたかった」

また、先日行われたチャンピオンシップの栃木VS川崎戦で87-57と川崎を圧倒した栃木のNo.13 渡邊裕規選手は、

「ホーム最終戦の秋田戦で相手が激しくやってきたので、チャンピオンシップ前にそういった激しい試合が経験出来たので、それを活かせた試合になった」とコメント。


結局、東地区の3強(千葉ジェッツ、栃木ブレックス、アルバルク東京)に1勝も挙げることが出来なかったペップバスケですが、試合終了のほんの数分まで勝つ可能性があった試合もいくつか見られたのは事実です。

このまま、このペップバスケを続けて行けば、必ずや3強を倒せると期待を持っていたハピネッツブースターも多かったはずです。そんな中のペップ退任のニュース。

秋田ノーザンハピネッツ水野社長のコメントでは、ペップ監督は家族と離れて生活することへの懸念を示しており、家族との時間を大切にしたいということでの退任と説明しています。

最後に

2018-2019シーズンは、なかなか勝てずにとても苦しいシーズンであったと、ハピネッツ選手も皆それぞれ口にしていました。

そんなシーズン中でも、自分の信念を曲げずに貫いたペップ監督。フランスの映画「レミゼラブル」に登場するジャベールのように思えました。正義感と責任感が強く、自分自身がブレずに自分自身に対しても厳しい、私が憧れる人物です。

そして、No.8 下山大地選手、No.13 成田正弘選手、No.15 下山貴裕選手、No.34 小野寺祥太選手の契約満了も発表。

ペップHCの元で培ったことを、今後違うチームに行っても体現して活躍してもらい、また必ずや秋田ノーザンハピネッツに戻ってきて欲しいと思いました。

秋田ノーザンハピネッツは、このペップバスケのスタイルを継続し、チーム一丸となって発足10周年目を迎えます。

今シーズン以上の発展と活躍を来シーズンに期待して、ペップバスケの完成と成長を見守り、引き続き応援していきたいと思います。

ペップHC、秋田ノーザンハピネッツの選手の皆さん、お疲れ様でした。

VAMOS!!

出典:秋田ノーザンハピネッツ公式HP

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